定職に就かず、9人の「妻」と一夫多妻生活…《76歳の自称占い師》が自ら築いた「ハーレムの館」で自殺するまで

9人の「妻」と「一夫多妻生活」を送り、女性への準強制性交罪などで公判中だった元占い師・渋谷博仁被告(76)が、判決の前日に東京・東大和市の自宅で死亡していたことがわかった。 同居する女性がぐったりしている渋谷被告を発見して119番し、病院に搬送されたが、死亡が確認された。自殺だったとみられている。 多摩湖からほど近い静かな住宅街にある三階建ての一軒家。モスグリーンの軽自動車がとまる駐車スペースには「立ち入り禁止」のロープが貼られており、駐車スペースの奥にはカバーがかかった電動自転車が何台も並ぶ。駐車スペース脇のインターホンはなぜか手の届かない場所に設置されており、敷地内に設置された3台もの防犯カメラが自宅前の動きを監視する。 不気味な雰囲気を漂わせ、近隣住民が「この辺の人であれば知らない人はいない」と口を揃える渋谷被告の自宅に救急車が駆けつけたのは、1月19日の夜のこと。翌20日は東京地裁立川支部で判決が言い渡される予定だった。 「日曜日の夜です。渋谷さんの自宅の近くに夜9時頃から深夜0時頃まで救急車が赤色灯を回転させながら停車していました」(渋谷被告の自宅近くに住む住民) この近隣住民は「思えば、このところ様子がおかしかった」と振り返る。

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