韓国 きょうのニュース(5月16日)

◇尹氏公判の裁判長に接待疑惑 最高裁「事実関係確認中」 内乱首謀罪に問われている尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の刑事裁判で、裁判長を務めるソウル中央地裁の池貴然(チ・グィヨン)部長判事が事件の関係者から接待を受けていたとする疑惑について、大法院(最高裁)の倫理監査官室は16日、国会の資料やメディアの報道などを基に事実関係を確認していると明らかにした。具体的な不正が確認された場合は関連法に従って手続きを進めるという。 ◇大統領候補の支持率 李在明氏51%・金文洙氏29%・李俊錫氏8% 世論調査会社の韓国ギャラップが16日に発表した調査結果によると、6月3日投開票の大統領選候補者の支持率は革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)氏が51%、尹錫悦政権で与党だった保守系「国民の力」の金文洙(キム・ムンス)氏が29%、保守系野党「改革新党」の李俊錫(イ・ジュンソク)氏が8%だった。調査は13~15日、全国の18歳以上の1004人を対象に実施された。 ◇地裁暴動で記者に暴行 尹氏支持者に懲役10か月の実刑判決 ソウル西部地裁は16日、尹錫悦前大統領の逮捕状発付に反発した支持者らが同地裁に乱入して暴動を起こした際、取材中の記者を殴り、けがを負わせたとして傷害罪に問われた男に懲役10か月(求刑1年6か月)の実刑判決を言い渡した。塀を越えて地裁内に侵入したとして建造物侵入の罪に問われた男にも懲役10か月(求刑1年)を宣告した。被告らは今年1月19日未明、内乱首謀の容疑で尹氏の逮捕状が発付されたと伝えられたことに激高してソウル西部地裁に侵入し、設備などを壊したなどとされる。 ◇不可抗力の出産事故 国が補償金支給へ 保健福祉部は、分娩に関連した医療事故の類型別補償額などを盛り込んだ「不可抗力医療事故の補償金支給などに関する告示」制定案について、16日から来月5日まで行政予告を行うと発表した。制定されれば、医療関係者が注意義務を果たしたにも関わらず分娩中に事故が発生し、新生児が脳性まひになった場合、国が最大3億ウォン(約3100万円)を保障する。医療事故の被害者支援を強化すると同時に、訴訟リスクを抱える産婦人科医の負担を減らし、必須医療である産婦人科を選ぶ医学生を増やす目的もある。

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