福岡市で、7歳の娘の人工呼吸器を外し窒息させ殺害した疑いで逮捕された母親について、刑事責任能力を調べるための鑑定留置が23日から始まりました。 この事件は5日、福岡市博多区神屋町のマンションの一室で、小学2年の福崎心菜さん(7)の人工呼吸器を外し窒息させて殺害したとして、母親の福崎純子容疑者(44)が逮捕されたものです。 特別支援学校に通っていた心菜さんは手足を動かすことが困難で、人工呼吸器をつけて生活していました。 父親が倒れている心菜さんを発見した際、純子容疑者も同じ部屋に倒れていて、薬を大量に服用したとみられています。 警察の調べに対し、容疑を認めていて「娘を殺して私も死のうと思ってやってしまいました。いまはとにかく元に戻りたいです」などと話しているということです。 福岡地方検察庁は、純子容疑者を23日から3月24日まで2か月間、鑑定留置し、精神鑑定を行う予定です。