北朝鮮が24日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が拘束されて弾劾審判を受けている状況を詳細に伝えた。 朝鮮中央通信はこの日、「傀儡韓国で内乱首謀・尹錫悦傀儡がソウル拘置所に拘束、弾劾審判本格化」と題した記事を掲載した。この記事は北朝鮮の住民が見ることができる労働党機関紙の労働新聞にも載せられた。 朝鮮中央通信は尹大統領の逮捕とソウル拘置所収監を伝えながら「傀儡裁判所は、尹錫悦が非常戒厳令を宣言した後に武装した戒厳軍を投入して国会を封鎖し、中央選挙管理委員会を占拠するなど暴動を起こした犯罪の容疑と拘束の必要性を認めた」と報じた。 また、尹大統領が逮捕後、捜査当局の調査に沈黙で一貫しているとし、「『不法逮捕』を云々しながら逮捕の適法性に対する審査を要求し、窮地から抜け出そうとしたが、裁判所に棄却された」と伝えた。 続いて「尹錫悦傀儡は非常戒厳事態を起こしてから47日目、国会で弾劾され職務が停止してから36日目、史上初めて現職大統領の身分で囚衣に囚人番号0010を付け、独房に入れられて収監生活をすることになった」と説明した。 21日に尹大統領が出席した憲法裁判所の弾劾審判にも言及した。朝鮮中央通信は尹大統領について「憔悴した姿で護送車に乗せられて行った」とし「弁論で最小限の反省どころか、『国会に集まった議員を引っ張り出せと指示したことはない』などと非常戒厳事態に関連するすべての犯罪容疑を全面否認し、どうにかして妄動を正当化しようとして支離滅裂だった」と非難した。 また韓国メディア引用し、尹大統領の内乱容疑が認められる場合、死刑または無期懲役、無期禁錮刑が言い渡されると伝えた。