新潟県 聖籠町の空き家の敷地から新潟市に住む70代の男性の遺体が見つかった事件で、男性の口座から不正に現金を引き出したとして逮捕・起訴された男が福島県内のホテルで身柄を確保されていたことが捜査関係者への取材でわかりました。 この事件は、新潟市 中央区に住む小杉英雄さんの遺体が聖籠町の空き家の敷地内で土の中から見つかったものです。 小杉さんの死亡原因は、何者かに首を圧迫された窒息死だったことが分かり、警察は殺人・死体遺棄事件として捜査しています。 この事件を巡っては、小杉さんの銀行口座から現金を不正に引き出したとして、リフォーム業の30代の男が詐欺の罪で起訴されていますが、 その後の捜査関係者への取材で、男は先月福島県内で身柄を確保されていたことがわかりました。 先月5日、福島県内のホテルに滞在していた男を新潟県警の捜査員が発見し、現金の引き出しとは別の詐欺の疑いで逮捕したということです。 その後、男は小杉さんの口座から不正に現金を引き出し逮捕・起訴されました。 起訴状によりますと、男は去年10月、新潟市内の銀行で小杉さんの口座から2回に分けて現金およそ280万円を不正に引き出し、他人の口座に入金させた罪に問われています。 捜査本部は、この男が死体遺棄事件についても何らかの事情を知っているとみて話を聞いています。