JR長野駅前で、男女3人が男に刃物で刺され男性1人が死亡した事件で、長野市内の男が逮捕されたことを受けて、近所に住む人は「ぞっとした、容疑者が近くにいすぎてびっくりです」と話していました。 事件は、22日午後8時すぎ、JR長野駅前のバス乗り場近くで男女3人が刃物で襲われ、長野市の49歳の男性が死亡し、男女2人が重軽傷を負いました。 逮捕されたのは、長野市西尾張部の無職・矢口雄資(やぐち・ゆうすけ)容疑者46歳です。 調べによりますと、矢口容疑者は22日午後8時6分頃、長野駅前で46歳の女性の背中を包丁のようなもので刃物で突き刺すなどして殺害しようとした疑いです。 矢口容疑者が住んでいたのは長野市西尾張部のアパートでした。矢口容疑者は26日午前7時半頃、JR長野駅から東に3キロほどの場所にある自宅で確保され、警察署に身柄が移されました。近所の人によりますと、単身用だということです。 近所の人は「とにかくぞっとした。あまりに容疑者が近くにいすぎたのでびっくりしました。子どもたちが少しほっとするのではないか」と話していました。 捜査本部は午前10時すぎから会見を開きました。 【矢口容疑者逮捕 捜査本部の会見詳報】 ▼容疑の認否は「黙秘している」 ▼捜査では防犯カメラで足取りを追うリレー捜査が重要な役割を果たした。相当多くの情報提供があった。重ね合わせて逮捕に至った。 ▼凶器はまだ見つかっていない ▼容疑者は逮捕に抵抗する様子はなかった ▼逃走には車などは使っていないと見られる ▼容疑者は1人暮らしと見られる