韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領による戒厳令宣布を巡り、検察は26日、尹氏を内乱罪で起訴した。聯合ニュースが伝えた。 検察は25日未明にソウル中央地方裁判所に尹氏の拘束延長を再申請していたが、同地裁は同日、再び不許可にした。当初、検察は2月上旬まで尹氏の拘束を延長した上で起訴することを目指していたが、拘束延長が認められなかったため前倒しで起訴した形だ。 検察は不許可に備え、あらかじめ起訴状の作成を進めていたという。 尹氏は高官犯罪捜査庁(高捜庁)などによって15日に逮捕され、ソウル西部地裁は19日に拘束延長を認める令状を発付。韓国メディアによると、高捜庁と検察はもともと10日間ずつ計20日間の捜査期間を確保することで合意していたが、ソウル中央地裁は検察分の拘束延長を認めなかった。【ソウル日下部元美】