米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手のレプリカユニホームの偽物を販売したとして、福島県警は10日、島根県の会社員の男(44)を商標法違反容疑で逮捕し、発表した。「生活費の足しにしたかった」と容疑を認めているという。 容疑者の男は昨年12月から今年4月にかけて、フリーマーケットアプリで、福島県内の10代男性ら3県の3人に、大谷選手のレプリカユニホームの商標部分を似せた偽物を1万円以下で販売した疑いがある。正規品は2万円以上で販売されているという。また、販売目的で260着のユニホームやパーカを所持して、正規品の販売元の商標権を侵害した疑いがある。 容疑者は偽物のユニホームを海外から輸入して販売していたといい、東京税関が輸入の経緯を調べている。県警によると、容疑者は今年4月までの1年間で数百万円分のユニホームを売り上げていたという。(波多野陽)