日本代表FW上田綺世も所属するフェイエノールトのサポーターがチャンピオンズリーグ(CL)の試合前に逮捕されたという。フランス『レキップ』が伝えた。 29日、CLリーグフェーズ最終節が一斉開催。フェイエノールトはアウェイでリールと対戦する。現在勝ち点13で並ぶリールとフェイエノールト。すでにラウンド16へのプレーオフ進出権は獲得しているが、ストレートインを目指し最終節に臨む。 戦列に復帰し、CL第7節のバイエルン戦では復帰ゴールを決めている上田の活躍も気になるところだが、試合を前にフェイエノールトのサポーター10名が逮捕されることとなった。 ノール県によると、CLの観戦のためにリールへの渡航禁止令を無視したフェイエノールトサポーター10名を28日の夕方に警察が拘束したとのことだ。 ノール県とフランス内務省は、「現実的かつ深刻な対立の危険性がある」として21日に渡航禁止令を発令。フェイエノールトのアウェイ席は2600席だが、3600人が渡航を計画しており、そのうちの500人が危険人物であると特定されていた。 『レキップ』によれば、この発令に基づき、フェイエノールトのサポーター61名を逮捕したという。 ノール県は「フェイエノールトのサポーターであると主張する53名がすでにフランス領土への入国を拒否され、2人が花火の材料の無許可所持で拘留されている」と声明。「リールの中心部では、警察がフェイエノールトのサポーターであると主張する8人を逮捕し、身柄を拘束している」と発表している。