検察官名乗り「全資産を暗号資産に」指示通りに口座開設し購入 77歳男性、1889万円詐欺被害 三田

2日、兵庫県三田市の無職男性(77)が「暗号資産をだまし取られた」と県警三田署に届け出た。男性は暗号資産約1889万円分を購入し詐取されたといい、同署は詐欺事件として調べている。 署によると、昨年1月29日、男性の自宅電話に自動音声で「2時間以内に携帯電話が停止する」とメッセージがあった。指示に従って電話したところ、総務省職員や警察官を名乗る人物から「捜査であなた名義の通帳が出てきた。逮捕状も出ている」などと告げられた。検察官を名乗る人物からは通信アプリのテレビ電話で「全資産を暗号資産に変えた方が良い」と告げられ、指示通りに暗号資産用の口座を開設。同年2月19~21日、4回に分けて計約1889万円分の暗号資産を購入し、だまし取られた。 約1年後の今年2月1日に親族が「詐欺ではないか」と指摘し、被害が発覚した。

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