現金回収役の女、運搬認める 闇バイト、高齢男性死亡 横浜地裁

横浜市青葉区の民家で昨年10月、住人の後藤寛治さん=当時(75)=が暴行を受け死亡し現金約20万円が奪われた事件で、強奪金を回収したとして盗品等運搬罪などに問われた無職木本未穂被告(30)の初公判が3日、横浜地裁(吉井隆平裁判官)であった。 罪状認否で木本被告は現金運搬を認めつつ、「どういったことでできたお金か分からない」などと述べた。 事件は首都圏で相次ぐ闇バイト強盗の一つで、後藤さんの事件を巡る公判は初めて。 起訴状などによると、木本被告は昨年10月15日、東京都足立区内の公園のトイレで、後藤さん宅から奪われた現金約20万円のうちの一部を自宅まで運んだとされる。 事件を巡っては、実行役の宝田真月被告(23)が強盗致死罪などで、木本被告から現金を回収した保坂海斗被告(25)が盗品等運搬罪などでそれぞれ起訴された。ほかに、千葉県内の強盗致傷事件で逮捕、起訴された男2人も実行役として関与したとみられている。

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