県立高校で実施した検定試験で、偽造した合格証書を生徒に交付したとして、教員の男が再逮捕されました。 有印私文書偽造・同行使の疑いで再逮捕されたのは、愛知県立半田農業高校に勤務していた教員、長谷山峻之容疑者(33)です。 警察によりますと、長谷山容疑者は、おととし11月、高校で実施されたビジネス文書の知識や技能をはかる検定試験で、合格証書52枚を偽造した上、本物だと装って、生徒に渡した疑いがもたれています。 生徒のべ196人から、受験料、計約16万円を集めていましたが、実際に申し込んだのは70人ほどだったということで、長谷山容疑者は、生徒から集めた検定試験の受験料の一部、約10万円を横領したとして、すでに、逮捕・起訴されています。 調べに対し、容疑を認めた上で、「借金の返済や飲食などに使う金が欲しかった」などと話しているということです。