上山 音アナウンサー 2月1日、北九州市で信号待ちの車に軽自動車が突っ込む事故が発生。あろうことか軽自動車の運転手は酒を飲んでいました。 テレQが入手した事故当時のドライブレコーダーの映像。2月1日未明、北九州市小倉南区葛原で信号待ちをしていた車が、後ろから走ってきた軽自動車に追突されました。軽自動車の運転手はブレーキを踏まずにそのまま追突したようにも見えます。 Aさん 「(衝突した車は)40~50キロぐらいは出ていたと聞いたんですけれど。結構衝撃はすごかったです」 被害者のAさんです。事故当時は男性と車に乗っていましたが、2人とも腰などに軽いけがをしました。 Aさん 「(体の)左側が全体的に痛い(中略)きょうも病院にいまから行く予定です」 事故の衝撃でAさんの車の後方部分は大きくへこんでいます。 Aさん 「車は現段階ではほぼ廃車と言われている。飲酒運転しているので許せないですね。しっかり反省して車には乗らないでほしい」 追突した車を運転していた男は酒を飲んでいました。事故後、警察が男の呼気を調べたところ基準値の2倍を超えるアルコールを検出。警察は北九州市小倉北区の会社員河野 博行容疑者(57)を酒気帯び運転の疑いで逮捕しました。警察の調べに対し、河野容疑者は「前日の午前11時ごろから焼酎の水割りを2杯飲んだ。アルコールが残っていると思わなかった」と話しています。今回、被害者は軽いけがで済んだものの、一歩間違えれば大きな事故になっていた可能性もあります。 Aさん 「(追突したのが)車だったのでよかった。車がなくて横断歩道があるので、そこにもし人がいたら最悪なことになっていた」 福岡県警によりますと飲酒運転の2024年の検挙数は1828件。1年前より292件増えていて過去10年で最多となっています。