昨夏の東京都知事選に立候補した前参議院議員の蓮舫氏(57)の選挙事務所に金銭を要求する手紙を送ったとして、警視庁捜査1課は5日までに、強要未遂容疑で、無職大浦康宏容疑者(52)=仙台市泉区西中山=を逮捕した。 容疑を認めているという。 逮捕容疑は昨年6月下旬、東京都中野区の蓮舫氏の選挙事務所に「安倍首相を思い出す様な事があるかもしれません」などと書かれた手紙を送り、現金100万円の支払いを要求した疑い。 同課によると、大浦容疑者の勤務先だった建築関係会社は、蓮舫氏が主導した旧民主党政権下の事業仕分けで業務を縮小。同容疑者は「不本意な異動をさせられ人間関係がうまくいかなくなった」「都知事選の演説を聞いて思い出した」と話しており、蓮舫氏への不満を募らせていたとみられる。