去年(2024年)10月、不正に入手したキャッシュカードで現金を引き出したとして逮捕されていた元熊本市職員の男性について、熊本地方検察庁は起訴しないことを決めました。 不起訴処分となったのは、当時生活保護の業務を行っていた元熊本市職員の60代の男性です。 警察によりますと男性は去年10月、担当する高齢の女性からキャッシュカードを不正に入手し、ATMから現金9万円と5万円を盗んだ疑いで逮捕されていました。 男性は逮捕当時、警察の調べに対して「了承を得て現金を引き出した」と容疑を否認する一方で、現金は「ギャンブルに使った」と話していたということです。 熊本地検は1月30日付で男性を不起訴処分としましたが、理由については「回答を差し控える」としています。 また、熊本市は1月31日に、この男性を懲戒免職処分としました。