架空のリフォーム業への投資目的で現金をだましとったとして、きのう(5日)、埼玉県の女2人が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、埼玉県羽生市の自称会社役員の女(51)とアルバイトの女(35)です。 警察によりますと、自称会社役員の女は、アルバイトの女と共謀して、架空のリフォーム業への投資目的で現金をだましとろうと考え、実際には、リフォーム業を営んでいないにも関わらず、受け取った現金をリフォーム業で運用して短期間で利益を得られると装い、大阪市中央区の執筆業の女性(59)から現金6000万円をだましとった疑いがもたれています。 2人は、一昨年9月18日、執筆業の女性に対し、SNSを利用して「私は個人事業でリフォーム業をしており、その資金を投資してもらっています」「今回はホテルのリフォームの案件で、1000万円を投資してもらえば、30日後に必ず2倍の2000万円にしてお渡しします」などと嘘をいい、翌日、女性に、自称会社役員名義の口座に現金1000万円を振り込ませてだまし取った疑いがもたれています。 また、一昨年9月24日、女性に対し、SNSを利用して「関東の方のホテルの改装工事で5000万円を投資してほしい案件です」「私のリフォームの仕事に、5000万円を投資してくれれば、30日で2倍の1億円にして支払うことができます」などと嘘をいい、9月24日から27日までの間に3回にわたり、現金5000万円を振り込ませてだましとった疑いももたれています。 昨年11月28日、女性から岡山県警に被害届があり、所要の捜査を行って容疑を特定し、きのう逮捕したということです。 警察の調べに対し、2人の女は容疑を否認しているということです。 警察は、余罪もあるとみて調べを進めています。