警視庁、訪日外国人向け売春組織を摘発

【AFP=時事】東京都新宿区歌舞伎町で訪日外国人を相手に女性らに売春させたとして、警視庁は5日までに、売春防止法違反容疑で日本国籍の須藤一樹容疑者(54)ら男7人を逮捕した。 昨年は円安の影響もあり、外国人入国者数が過去最多の約3680万人となった。日本政府は2030年までにこの数を6000万人とすることを目標に掲げているが、訪日外国人の流入が性産業を活性化させている可能性もあるとの懸念の声も一部から上がっている。 警視庁の担当者は5日、歌舞伎町で男性向けマッサージ店を装って売春業を営んでいたとして、ブラジル国籍1人を含む7人を逮捕したとAFPに明らかにした。 主犯格の須藤容疑者は、昨年10~11月に売春場所を提供した疑いを持たれている。 毎日新聞によると、客の6~7割が外国人だったとされ、アジア諸国や北米からの訪日客も利用していた。このため、英語のホームページも開設していた。 同紙によれば、店舗は外国人の客引きを使い、料金もそれぞれの国の通貨で支払い可能だった。 東京新聞によれば、摘発された店を利用していたマレーシア人の男性客(25)は警察の事情聴取に対し、「帰国前の思い出をつくろうと思った」と述べたという。【翻訳編集】 AFPBB News

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