架空の会社が損害を被ったとして、静岡県の64歳の女性にウソの示談金1100万円を宅配便で送らせたなどの疑いで、指定暴力団住吉会傘下組織の31歳の組員らが逮捕されました。特殊詐欺グループに指示を出していたとみられます。 指定暴力団住吉会 の傘下組織の組員、林亮佑容疑者(31)と無職の小峯孝介容疑者(42)ら男4人は、他の者と共謀して去年8月までに、架空の会社が損害を被ったとして、静岡県の64歳の女性にウソの示談金を要求し、現金1100万円を宅配便で送らせた詐欺などの疑いが持たれています。 小峯容疑者は、特殊詐欺のグループリーダーとして既に逮捕されていて、スマートフォンから、暴力団組員の林容疑者が指示を出すやりとりが見つかったということです。 警察は認否を明らかにしていませんが、林容疑者は小峯容疑者のグループからだまし取った金の95%を受け取っていたとみられ、組織の実態の解明を進めています。