【速報】多重債務者狙い、債務整理の依頼を弁護士に違法にあっせんか 貸金業の男ら逮捕-警視庁

債務整理の依頼人を弁護士に違法にあっせんしたとして貸金業の社長の男ら2人を警視庁が逮捕したことが分かりました。社長らは、多重債務者ばかりを狙っていたとみられています。 捜査関係者によりますと、貸金業の社長石川博紀容疑者(54)と仲介役の渡辺英一容疑者(71)は2023年5月ごろ、弁護士資格がないにもかかわらず弁護士の古閑孝容疑者(86)に債務整理などの依頼人数人を違法に紹介した弁護士法違反の疑いがもたれています。 また、弁護士の古閑容疑者も違法に紹介をうけたとして、逮捕されています。 石川容疑者は、融資の相談に来た多重債務者をターゲットにしていたとみられ、経営する会社では通常の融資などはほとんど行わずに、違法なあっせんをすることで、弁護士から受け取る紹介料が収入のメインとなっていたということです。 石川容疑者と渡辺容疑者は2017年11月ごろから2024年10月ごろにかけて、古閑容疑者を含む3人の弁護士に1000人以上の依頼人を紹介して、紹介料として1億数千万円の報酬を受け取っていたとみられています。 違法な弁護士“あっせん”事件を巡ってはこれまでに、元行政書士の男と、石川容疑者とは別の貸金業の男が古閑容疑者と74歳の弁護士の男らに対し同様の手口で依頼人を紹介したとしてすでに逮捕されています。 警視庁は違法なあっせん事件についてさらに詳しい捜査をすすめています。

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