ことし8月、さいたま市西区にある公園のトイレで、男性に暴行を加えて車内に監禁したとして、逮捕された男2人の身柄がさいたま地検に送られました。 2人と被害者はSNSなどでつながる「匿名・流動型犯罪グループ」=“トクリュウ”の関係者とみられています。 強盗致傷と逮捕監禁の疑いで送検されたのは、住所・職業不詳の饗庭(あいば)元容疑者(21)と東京都小平市の無職・佐藤拳太容疑者(25)です。 県警によりますと、2人はことし8月、さいたま市西区にある公園の仮設トイレで、34歳の男性の腕をつかんで引きずり出し、けがをさせた上で、スマートフォンなどを奪いました。 さらに乗用車に押し込んで連れ回し、監禁した疑いが持たれています。 警察は、共犯事件で捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていません。 男性は、SNSの「闇バイト」に応募していて、報酬を受け取るために、指示された場所で待機していたところ、被害にあったということです。 また、2人も「闇バイト」に関わっていたとみられますが、男性と面識はなかったということです。 警察は「匿名・流動型犯罪グループ」=トクリュウのトラブルとみていて、県内などで相次いでいる強盗事件との関連も含め、慎重に捜査しています。