9月、小樽市の国道で酒気帯び運転で事故を起こし大学院生を死亡させたとして逮捕・送検された男性が釈放されました。遺族は「捜査を尽くしてほしい」とコメントしています。 函館市の32歳の会社員の男性は9月、小樽市の国道5号で酒気帯び運転で事故を起こし大学院生の田中友規さん24歳を死亡させた疑いで逮捕・送検されました。これまでの調べで男性の呼気からは基準値のおよそ3倍のアルコールが検出され、事故前日の夕方5時からおよそ12時間にわたり酒を飲み続けていたことがわかっています。 警察は危険運転致死の疑いも視野に捜査を続けてきましたが札幌地検は11日男性を処分保留で釈放しました。理由は明らかにしていません。釈放を受け田中さんの父親がコメントを発表し、「とても優しく世話好きで親孝行な子だった」と振り返りました。 そのうえで「釈放されたのもあるべき処分に向けて時間をかけ捜査を行うためと理解している。必要な捜査を尽くしてほしい」としています。