被害者は一回り以上も年下の、15歳の男子中学生だった。 1月22日、愛媛県東温市志津川の看護師、八塚春奈容疑者(29)が不同意性交やわいせつ誘拐などの疑いで滋賀県警大津北署に逮捕された。八塚容疑者は、滋賀県大津市内に住む男子中学生(当時・15)を同市内のホテルに連れ込み、性交などに及んだ疑いがもたれている。 「2人は昨年8月、ゲーム配信アプリを通じて知り合った。チャットなどでやりとりを続けるうち、会いたくなった八塚容疑者は中学生が住む滋賀県大津市で会う約束をとりつけた。昨年10月、谷津容疑者は愛媛県東温市からおよそ360㎞も離れた大津市へ向かい、念願の対面を果たすと、ホテルに誘って肉体関係を持つよう迫ったといいます」(全国紙社会部記者) まだ正常な判断力が備わっていない未成年を、会うなりホテルに連れ込んだ八塚容疑者。その犯行は計画的だった。 「八塚容疑者はあらかじめ大津市内のホテルを予約しており、待ち合わせ場所で中学生と会うやいなやホテルに直行。翌朝まで一緒に過ごしていました。八塚容疑者に恋愛感情があったかどうかは不明ですが、警察の調べに対して『(肉体関係を持ったのは)事実です。間違いありません』と容疑を認めています」(捜査関係者) 息子が帰宅せず連絡も取れないことを心配した中学生の両親が警察に相談。行方不明届を提出した。翌日に帰宅した少年に家族が事情を聞いたところ、八塚容疑者と肉体関係を持ったことが発覚した。警察の取り調べに対し、中学生は八塚容疑者に部屋で何をされたか、その一部始終を話したという。 「2人のスマホのやりとりを調べると、八塚容疑者から『会おうよ』とアプローチをかけ、性交する目的で中学生に会いに行ったことが判明した。八塚容疑者の行動を、16歳未満の少年に対するわいせつ目的の面会と誘拐と判断しました。肉体関係はもちろん、わいせつ行為を目的に16歳未満の少年少女に会うことを要求するだけで罪に問われます」(前出・捜査関係者) まだ未成年の少年が、八塚容疑者の身勝手な欲望の餌食となってしまった――。