神社のこま犬を盗んだとして、京都府警下京署は10日、建造物侵入と窃盗の疑いで、京都市北区、アルバイトの男(37)を逮捕した。 逮捕容疑は昨年10月18日午前9時20分ごろ、下京区麸屋町通五条上ルの朝日神明宮の拝殿に侵入し、木製のこま犬一対(時価25万円相当)を盗んだ疑い。 同署によると、男は「盗む数日前にぱっと見て、どうしても欲しくなった」などと動機を説明し、「思ったよりぼろぼろだったので捨てた」と供述しているという。 同署の説明では、こま犬は高さ約30センチで50年以上前に作られた。近所の住民が拝殿の柵を乗り越える人物を目撃し、近くの防犯カメラにはこま犬を入れていたとみられる白いビニール袋を持った人物が写っていたという。