尹大統領「戒厳時、軍人の方がむしろ市民に暴行された」

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が憲法裁判所で行われた弾劾裁判で、12・3内乱について「軍人の方がむしろ市民に暴行されるような状況だった」と主張した。 尹大統領は11日、憲法裁の大審判廷で行われた弾劾裁判で発言権を得て、「何も起こらなかったというのは、訴追委員団と民主党が『内乱フレーム』で作り出した逮捕、誰かを引きずり出すこと、そのようなことがまったく起きなかったということ」だと述べた。尹大統領は続けて「国民に軍人が抑圧や攻撃を加えた事実はまったくなく、むしろ戒厳状況で警備と秩序維持をしに行った軍人の方がむしろ市民に暴行される、そのような状況だった」と述べた。 これは、先に国会弾劾訴追委員団の団長を務める共に民主党のチョン・チョンネ議員が、「尹大統領ただひとりの指示、命令により遂行した数多くの人々が苦しんでいるが、このような状況において『何も起きていない』という認識には同意できない」と発言したことに対する反論だった。 尹大統領はまた、「(チョン・チョンネ)訴追委員長は連続弾劾、予算・立法暴挙は国会の権限だと言ったが、非常戒厳宣布と後続措置も厳然たる憲法上の大統領の権限」だとし、「法案拒否権はルーズベルトやレーガン大統領もすでに改革の過程で数百回もやったことがある」と強調した。 チャン・ヒョヌン記者 (お問い合わせ [email protected] )

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