ハンガリーでの日本人女性殺害 日本大使館も被害女性から相談受ける 林官房長官が明らかに

ハンガリーで日本人女性が死亡しアイルランド人の元夫が逮捕された事件をめぐり、林官房長官は現地の日本大使館が複数回にわたって女性から相談を受けていたと明らかにしました。 この事件は、先月29日、ハンガリーの首都・ブダペストでアパート火災があり、日本人女性の遺体が見つかったもので、アイルランド人の元夫が計画殺人の罪で訴追されています。 林官房長官 「2022年6月に在ハンガリー日本国大使館は、当該邦人から元夫との関係等について相談を受け、DVがある場合は警察に相談する方が良いことなどを説明したと承知をしております」 林官房長官はきょうの会見でハンガリーにある日本大使館の対応を説明したうえで、2024年夏ごろ、被害女性から子どものパスポート発給について相談を受けていたことを明らかにしました。 この時、大使館側は「未成年者のパスポートの発給には共同親権者である元夫の同意が必要」だと女性に説明し、結果的に子供のパスポート申請はなされなかったということです。 林長官は、「子の連れ去りに伴うトラブルを防止する観点から、このような取り扱いとしている」と話しています。

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