“バイバイ” の仕草にいらだち監禁、性的暴行…仲が良かった部下の女性(当時20歳)と上司の男(当時57歳)に何が?被告の男が裁判で語った理由とは

職場でペアを組みながらいくつもの仕事をこなしてきた被告の男(当時57歳)と被害者である部下の女性(当時20歳)。仕事終わりや休みの日には一緒に出かけるほど関係はよかったが、思いがけない “バイバイ” の仕草にいらだち、辱めてやりたいと犯行を決意したという。なぜ、34時間にわたって監禁し、性的暴行を加えたのか。2人の間に何があったのか…。被告の男が裁判で語ったことは? 元部下の女性(当時20歳)を自宅に監禁、性的暴行を加えた罪に問われているのは、富山県魚津市の無職、高𣘺正仁被告(54)である。 起訴状などによると、高𣘺被告は2024年9月29日午後1時ごろから30日午後11時ごろまでの約34時間、自宅で元部下の女性(当時20歳)を後ろ手に手錠をかけ、両足首をロープで拘束した上でスタンガンで放電し、「静かにしないとどうなるかわかるか。俺は人を殺したことがある」「家族や彼氏、会社の人にお前はもう会えないぞ」などと脅し、抵抗できないようにして監禁、性的暴行を加えたとされている。 初公判は2025年1月10日、富山地裁で開かれた。 被告は逮捕監禁と不同意性交については認めたものの、女性を脅す際に『誰にも会えないぞ』とは言っていない。『しばらく会えないぞ』と言ったとして、脅迫の文言が異なるなどと起訴内容を一部否認した。 検察側の冒頭陳述によると、被告は、被害者の女性とは同じ会社の上司だった。休みの日や仕事終わりに2人で出かけるほど、関係は良好だったという。 ところが2024年9月、2人で出張していた九州で、会社から聞いていた待遇と違ったことから被告が退職する考えを示したところ、女性が被告に向かって両手で「バイバイ」の仕草をしたという。この思いがけない態度に被告は犯行を決意したとされる。 9月29日に引っ越しの手伝いをさせようと女性を自宅に呼んで監禁、女性をうつぶせにさせてまたがり拘束、スタンガンで放電し「人を殺したことがある」などと言って脅し、複数回にわたり性的暴行に及んだ。

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