SNSには目黒蓮との写真を…「ランボルギーニ界のレジェンド」が手を染めた不正車検の大胆手口

違法に改造したランボルギーニの車検を不正に通したとして、警視庁交通執行課は6月までに東京都板橋区の会社役員・山本伸一容疑者(55)と、自動車修理・販売会社「松戸市モータースセンター」の社長・成田国造容疑者(80)ら6人を道路運送車両法違反の疑いで逮捕した。 「山本容疑者らは昨年10月、排気音が大きくなるマフラーや突起物のあるリアウイングを取り付けるなど違法な改造をしたランボルギーニの車検を通すよう、知人の修理業者らを介して成田容疑者の会社に30万円で依頼。成田容疑者は必要な点検や整備をせず、虚偽の保安基準適合証を作成したうえで、自動車検査登録事務所に提出して車検証を発行させたとされます。 警察の調べに対して成田容疑者は『これまでに数百台の不正車検を行った』と容疑を認めており、山本容疑者は『車検に通らないことは分かっていたので、不正なルートを利用した』などと供述しています」(全国紙社会部記者) 逮捕された山本容疑者は、車好きの間ではちょっとした有名人だったという。 「SNSで『諸星伸一』と名乗り、200人以上のスーパーカー愛好家を集めて『世界最強諸星一家』というグループを率いていた。フォロワーは10万人を超えており、世界に100台しかない緑のランボルギーニの写真をSNSに投稿していました。山本容疑者はカスタムショップなど複数の会社を経営していて、他にも10台ほどランボルギーニを所有しているようです。 また、’23年に放送されたドラマ『トリリオンゲーム』(TBS系)の撮影に自身のランボルギーニを提供したようで、主演を務めた『Snow Man』の目黒蓮(28)と一緒に写った写真も彼のSNSにアップされています」(同前) 山本容疑者が率いる『世界最強諸星一家』は都内の公道で集団走行を繰り返しており、警視庁には騒音に関する苦情が多く寄せられていた。山本容疑者の知人は「山本がランボルギーニにハマッたきっかけは、’70年代後半のスーパーカーブームです」と話す。 「当時まだ小学生ながらスーパーカーに魅了され、実際に国道を走っていたランボルギーニを目にしてから貯金を始めて、32歳のときにキャッシュで購入。10年ほど前に『世界最強諸星一家』を結成しています。 建設業法違反の罪で懲役2年・執行猶予3年の有罪判決を受けた”スーパーサラリーマン清水”こと清水謙行元被告(50)や投資家の与沢翼氏(42)もオーナー仲間です。仲間内では『ランボルギーニ界のレジェンド』と呼ばれていました」 幼き頃の夢を叶えてオーナーになったまでは良かったが、不正と違法行為ですっかりランボルギーニのイメージに傷をつけてしまった。恥ずかしいレジェンドというほかない。

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