1億5000万円詐欺容疑で4人逮捕 USB預託商法で 広島県警など

アプリ入りUSBメモリーを購入すれば、第三者に貸してレンタル料が得られるとうそを言い、現金約1億5000万円をだまし取ったとして、広島、宮城、岡山各県警の合同捜査本部は12日、詐欺の疑いで、訪問販売業者「WILL」(東京都渋谷区)の代表取締役だった中井良昇容疑者(57)=東京都品川区北品川=ら4人を逮捕した。 4人の認否は明らかにしていない。 広島県警によると、同社は2023年に特定商取引法違反容疑で幹部ら2人が逮捕された同「VISION」の前身会社。同県警は同様の手口で勧誘を行い、契約者は全国で約2万人に上り、1800億円以上を集めたとみて調べている。 逮捕容疑は、18年4月10日から21年4月8日ごろまでの間、宮崎県内の女性(67)ら2人に「約60万円でUSBメモリーを購入すれば、第三者にレンタルし、月額2万円を36回にわたって支払う」などとうそを言い、現金をだまし取った疑い。 同県警は、売り上げを直接還元に充てる自転車操業状態だったとみている。

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