80代の父親の遺体を自宅に放置した死体遺棄の疑いで、2025年1月に逮捕・送検されていた岩手県花巻市の56歳の娘について、盛岡地方検察庁花巻支部は不起訴処分としました。 不起訴処分となったのは、岩手県花巻市に住む無職の56歳の女性です。 この女性は、同居する80代の父親が自宅で死亡しているのを発見していながら、埋葬などをすることなく放置した死体遺棄の疑いで2025年1月9日に逮捕され、その後に盛岡地検花巻支部へ身柄が送られていました。 遺体は傷みが進んでいたことから死後数カ月が経っていたとみられていて、女性は逮捕当時、警察の調べに対し容疑を認めていました。 盛岡地検花巻支部は勾留期限の1月29日に女性を処分保留で釈放。 その後、在宅での捜査に切り替えて調べを進めた結果、2月6日付けで女性を不起訴処分としました。 盛岡地検花巻支部は不起訴の理由について「事件の内容を考慮した」としています。