去年5月、駐車場で接触事故を起こした相手に偽造された免許証を提示したとして、福岡県みやま市の40歳の僧侶の男が逮捕されました。 男は、相手が通報している間に現場から逃走していました。 偽造有印公文書行使の疑いで逮捕されたのは、みやま市山川町の僧侶・松尾義晃容疑者(40)です。 松尾容疑者は去年5月30日午後1時半ごろ、香春町にある飲食店の駐車場に車を止めようとして駐車していた車に接触する事故を起こした際、相手の男性に偽造された運転免許証を提示した疑いがもたれています。 警察によりますと、松尾容疑者は男性が110番通報をしている間に車で逃走。 男性は通報前に松尾容疑者から提示された免許証のようなものを撮影し連絡先も交換していたことから、警察が松尾容疑者の行方を追っていました。 その後の捜査で松尾容疑者が数年前に運転免許の取り消し処分を受けていたことが発覚し、免許証が偽造されたものである疑いが強まったということです。 取り調べに対し松尾容疑者は「無免許運転を隠したい一心でその場を乗り切ろうと思った」と容疑を認めているということです。 警察は、無免許運転での立件も視野に、免許証が偽造された経緯や入手経路について調べています。