福島市は13日、それぞれ事故を起こしてけがを負わせたとして30代男性職員を停職6カ月、40代女性職員を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分はいずれも同日付。指針に基づき、氏名を公表していない。 市によると、男性職員は昨年8月2日午前3時35分ごろ、同市松山町で乗用車を運転中、居眠り状態に陥り信号柱に衝突。同乗していた高校生に全治約1カ月のけがを負わせた。また、同乗者が18歳未満であることを知りながら保護者の同意を得ずに同伴していた。 人事課などの聞き取りに、同乗者が18歳未満であることを知らなかったと虚偽の報告を行ったという。自動車運転処罰法違反(過失致傷)と県青少年健全育成条例違反の罪で同12月19日付で略式起訴、今年1月7日付で罰金80万円の略式命令を受けた。男性職員の上司も口頭による厳重注意を受けた。 女性職員は昨年5月31日午後2時35分ごろ、同市南矢野目字桜内の市道を運転中、30代男性の乗用車に衝突してけがを負わせ、そのまま逃走した。自動車運転処罰法違反(過失致傷)とひき逃げの疑いで同6月18日に福島北署に逮捕され、同12月27日付で略式起訴、今年1月8日付で罰金30万円の略式命令を受けた。