盗撮目的でカメラ設置 佐世保市立小教頭を免職 準強制性交容疑逮捕の教諭も 長崎

長崎県教委は13日、盗撮目的で校内に小型カメラを設置した佐世保市立小の50代男性教頭と、準強制性交などの疑いで逮捕された県立高の男性教諭(56)を、共に懲戒免職処分にしたと発表した。12日付。 県教委によると、男性教頭は2023年2月ごろから24年12月にかけて、前任校と現任校で、児童が着替えていた教室に盗撮目的で複数回、小型カメラを設置。24年12月、現任校の教室にカメラが落ちているのを児童が見つけた。学校は警察に通報。保護者説明会を開いた後、教頭が校長に申し出て、警察に出頭した。 男性教頭は「被害にあった子ども、保護者は相当な精神的苦痛を今も抱えていると思う。申し訳なく思っている」と話しているという。前任校と現任校の校長2人は監督責任を問い戒告とした。 男性教諭は22年8月、東京都内のホテルで、知人女性に不妊治療と称して2度性的暴行を加えたほか、同意なく行為の様子を撮影していたとして、24年に準強制性交等容疑と東京都迷惑防止条例違反(盗撮)の容疑で計3回、逮捕された。 いずれも東京地検が不起訴処分としたが、男性教諭は行為や盗撮を認めている。県教委は、勤務校の校長を文書訓告とした。

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