八戸市の病院で2023年、入院中の男性が同じ病室の男に殺害された事件で、青森県警は、病院の当時の院長と殺害された男性の主治医が事件を隠そうとしたとして強制捜査を始めました。容疑が固まり次第、2人を犯人隠避の疑いで逮捕する方針です。 県警は14日朝からみちのく記念病院に家宅捜索に入ったほか、病院の理事長で当時の院長と殺害された男性の主治医だった医師から事情を聴いています。 2023年3月、八戸市のみちのく記念病院で、入院していた59歳の男が同じ部屋の当時73歳の男性の顔を、歯ブラシで何度も刺して殺害したとして逮捕され、2023年7月、懲役17年の判決を受けています。 病院から警察に通報があったのは事件の翌日で、それまでに死因を「肺炎」とする診断書を作成し、遺族に渡していました。 病院側が虚偽の診断書を作成するなどして事件を隠そうとした、犯人隠避などの疑いで捜査を進めていて警察は容疑が固まり次第逮捕する方針です。