ラグビー元豪代表に国際逮捕状

【AFP=時事】ラグビー元オーストラリア代表の主将で、フランスでの欠席裁判において企業資産の不正使用の罪で禁錮5年を言い渡されたロッキー・エルソム(Rocky Elsom)被告に対して11日、国際逮捕状が出された。事件の弁護士がAFPの取材で明らかにした。 現役時代にワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)のFWとして75試合に出場したエルソム氏は、2015年から16年にかけて当時仏リーグ・トップ14に所属していたナルボンヌ(Narbonne)の会長を務めていた際に訴追された。 弁護士によると文書偽造の罪でも有罪判決を受けており、70万5000ユーロ(約1億1500万円)の返還命令が出されていたほか、「何の正当性もなく」元コーチに7万9000ユーロ(約1300万円)を支払っていたことや、「ナルボンヌに一度も来ておらず」、クラブのために「何のサービスも提供しなかった」オーストラリア在住の個人を月7200ユーロ(約120万円)で雇用したとして告発されていたという。 裁判所は、検察側が求刑した禁錮2年より重い判決を下した。 1936年と79年に国内王者となったナルボンヌは、長年のにわたる財政難の末、2018年に清算され降格した。【翻訳編集】 AFPBB News

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