中国の最高人民検察院は、唐一軍前司法相を収賄の罪で起訴したと発表しました。 最高人民検察院は15日、唐一軍前司法相を職権を乱用し、巨額の財産を不法に取得していたなどとして収賄の罪で起訴しました。 中国メディアによりますと、唐氏は2023年1月まで3年近く司法相を務めた後、江西省政治協商会議主席に選ばれていました。しかし、去年10月、中国共産党中央規律検査委員会などは唐氏について「重大な規律違反と法律違反があった」として、党籍はく奪と公職を解く処分を決定していました。 習近平指導部は「反腐敗闘争」を強化していて、去年12月、唐仁健前農業農村相が収賄の疑いで逮捕されたほか、その1か月前には軍の最高指導機関・中央軍事委員会の苗華政治工作部主任が「重大な規律違反」で調査を受けるなど、政府や軍の高官の摘発が相次いでいます。