オーストリア南部で14歳の少年が男に刃物で切りつけられ死亡した事件で、警察当局は、容疑者が過激派組織「イスラム国」とつながりがあるとの見方を示しています。 この事件は、オーストリア南部のフィラッハ中心部で15日、刃物をもった男が通行人を切りつけ、14歳の少年1人が死亡し、5人がけがをしたものです。 逮捕された容疑者は、シリア国籍の23歳の男で、難民申請中でした。 ロイター通信によりますと、地元警察は16日、容疑者が過激派組織「イスラム国」に忠誠を誓い、自宅から「イスラム国」の旗が見つかったことを明らかにしました。 また、カルナー内相も「『イスラム国』とつながりがある者による攻撃だ」と述べました。警察は、逮捕した男の犯行動機などを詳しく調べる事にしています。