高畠町が行った橋の補修設計業務の入札を巡り、業者に予定価格を漏らした疑いなどで、17日、町の職員と設計会社の社長2人が送検された。 官製談合防止法違反や競売入札妨害の疑いで送検されたのは、高畠町建設課の係長・小梁川守容疑者(49)と南陽市の設計会社・明光技研社長の高橋則雄容疑者(58)。 警察によると、小梁川容疑者は去年10月ごろ、高畠町が発注した川合橋など橋梁の補修設計業務の指名競争入札に際し、高橋容疑者に予定価格を漏らし、高橋容疑者はこれを踏まえて入札を行った疑いが持たれている。 (高畠町・高梨忠博町長) 「ご迷惑と町の信頼を著しく損なわれたことに対し、深く心からお詫び申し上げたい」 職員の逮捕を受け、17日、高畠町は会見を開き陳謝した。 今後は警察の捜査に全面的に協力するとともに、職員の綱紀粛正と服務規律の厳守に努め町政の信頼回復に全力で取り組みたいとしている。