10日、青森県平川市にあるスーパーで起きた殺人未遂事件で、逮捕された男は「セルフレジ」を巡ってトラブルになり、刃渡り23cmの「ナタ」で切りつけたとみられることがわかりました。 10日、事件が発生してから約1時間後の午後0時半ごろ、大鰐町長峰の無職・原子義久 容疑者(72)を乗せたパトカーが警察署に入りました。 ■事件の概要は?(1) 「セルフレジ」巡るトラブルがきっかけとなったか… 原子容疑者は、平川市のスーパーで63歳の男性をナタで複数回切りつけてけがをさせ、殺害しようとした疑いが持たれています。 警察によりますと、この事件は「セルフレジ」を巡るトラブルがきっかけとなったとみられることが分かりました。 原子容疑者は、店内でセルフレジの操作に戸惑い苦情を言っていたところ、来店客の男性が注意をしてトラブルになりました。 ■事件の概要は?(2) 現場からは酒気帯び運転で車で逃走か… 原子容疑者はその後、刃渡り23cmのナタを車から持ち出し、店の外で男性にけがをさせると、現場から車で逃走。酒気を帯びた状態で運転していたとみられます。 車の中には食料品が確認できます。 警察は、犯行の約10分後に、スーパーから直線距離で5kmほど離れた大鰐町の路上で原子容疑者の車を見つけて停止させます。その後、任意同行を求められた原子容疑者は逮捕されました。 被害にあった男性は命に別状はないものの、「頭」や「ひじ」に切り傷を負いました。 警察は裁判員裁判に影響を及ぼすとして、原子容疑者の認否を明らかにしていません。