宮城県栗原市にある廃品買取会社に資格外活動の許可を受けていないネパール人2人の不法就労をあっせんしたとして、ネパール国籍の38歳の男が再逮捕されました。 不法就労あっせんの疑いで再逮捕されたのは、千葉県野田市に住むネパール国籍で無職の男(38)です。警察によりますと、この男は去年9月、他のネパール国籍の男と共謀して、資格外活動の許可を受けていないネパール人2人を栗原市内の廃品買取会社に紹介して雇い入れさせ、不法就労をあっせんした疑いが持たれています。 廃品買取会社を経営する中国籍の男は、このネパール人2人を不法に働かせたとして去年11月に逮捕され、すでに罰金30万円の略式命令を受けています。 ネパール国籍の男は、2月5日に不法残留の疑いで現行犯逮捕されていて、今回の不法就労あっせんの容疑について「間違いありません」と容疑を認めているということです。 警察は、男が不法就労させた外国人からあっせん料として金を受け取っていた可能性もあるとみて、事件の全容解明を進めています。