宮城県栗原市の廃品買取会社でネパール人が不法就労をしていたとされる事件で、警察は、不法就労を斡旋した疑いで再逮捕されたネパール人の男が廃品買取会社から報酬を受け取っていたとみて調べています。 出入国管理法違反の疑いで再逮捕された千葉県に住むネパール人、ブダトキビノド容疑者(38)の身柄は、18日朝、仙台地方検察庁古川支部に送られました。警察によりますと、ビノド容疑者は、2024年9月、すでに逮捕されているネパール人と共謀して栗原市内の廃品買取会社に不法就労させると知りながらネパール人の男2人を斡旋した疑いがもたれています。取り調べに対し、ビノド容疑者は容疑を認めているということです。 ビノド容疑者は、5日に不法残留していたとして現行犯逮捕されて14日に起訴されています。警察は、ビノド容疑者が斡旋先の廃品買取会社から報酬を受け取っていたとみて、押収したスマートフォンを解析するなどして、金の流れを調べています。