雇調金をだまし取った疑い、富樫縫製社長ら再逮捕 福島・二本松

新型コロナウイルス対策の国の雇用調整助成金(雇調金)を不正受給したとして、福島県二本松市の会社社長らが二本松署に逮捕された事件で、同署は17日午後、詐欺の疑いで、同市油井字松葉、富樫縫製社長の男(76)と福島市伏拝字清水内、アルバイト従業員の女(68)の両容疑者=いずれも詐欺容疑で逮捕=を再逮捕した。 2人の再逮捕容疑は2022年6月ごろ、福島労働局に対し、従業員が休業したと虚偽の申請をし、雇調金約1500万円をだまし取った疑い。アルバイト従業員の女は経理を担当していた。 同署は2人が22年2月~23年4月にかけて虚偽の申請を十数回繰り返し、総額1億168万7420円を不正受給したとみて調べている。同署は県警捜査2課と捜査した。福島労働局によると、同社は不正を認め、全額返還する意思を示しているが、まだ返還はされていないという。

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