海外から違法薬物を輸入したとして、山口県警長門署は18日、長門市に住む技能実習生のベトナム国籍の男(29)を、薬機法違反の疑いで逮捕したと発表しました。 警察によりますと、男は去年12月9日、共謀し、ベトナムから違法薬物である亜硝酸イソブチルを含んだ液体51.71グラムを発送させて輸入した疑いが持たれています。逮捕は先月30日。 亜硝酸イソブチルの入った郵便物は、成田空港に到着した後に、大阪国際郵便局に運ばれました。大阪税関で開封して検査したところ発覚。門司税関と警察が捜査をしていました。 亜硝酸イソブチルは、危険ドラッグとして11年前に違法になった「ラッシュ」の主成分です。使うと心拍数が上がる、性的興奮が高まるなどの効果があり、男は自分で使う目的で輸入したとみられます。 警察は捜査に支障があるとして、男の認否を明らかにしていません。