サッカー日本代表の森保一監督(56)が19日、約3週間の欧州視察を終えて、羽田空港に帰国。報道陣の取材に応じ、ドイツ1部リーグのマインツでプレーする元日本代表MF佐野海舟に言及した。 森保監督は3月のW杯最終予選に向けて、6カ国で16試合を視察。8日には、ドイツで佐野が90分間フル出場したマインツとアウクスブルクの試合(0-0)を観戦した。森保監督は「チームの中心として考えられているなということは、試合を通じて感じました」と感想を語った。 続けて「個の責任として局面局面でボールの奪い合いから勝っていける、局面を打開していけるところからチームの攻撃守備のサポートができる。彼の存在感は上がってきているし、チームとして信頼されている選手だと感じました」と話した。 佐野は24年2月を最後に招集から遠ざかっている。前回招集からの変化については「成長していると思います」ときっぱり。プレー強度の向上に目を細めた。 試合後には佐野本人と直接やり取りをしたという。「すごくいいチャレンジをしているということと、やれるという自信と、もっとやらなければいけないというところで、すごくいい顔をしていました」と明かした。 佐野は昨年7月14日未明、東京都内のホテルで女性に性的暴行をしたとして、不同意性交容疑で逮捕された。東京地検は8月、佐野海舟と知人の男性2人をいずれも不起訴処分に。詳しい理由は明らかにされていない。佐野は7月29日に釈放された。