松山市中心部のホテルで1日、高齢の女性の遺体が見つかった事件で、警察は40代の息子を殺人容疑で逮捕しました。 親子は、病気の後遺症を苦に心中を図ろうとしたとみられます。 事件が起きたのは松山市一番町のホテルで、客室の風呂場から松山市三番町の無職山田妙子さん(76)の遺体が発見されました。 ホテルの従業員が「男性客が人を殺したと言っている」と通報し、駆け付けた警察官が同じ客室にいた息子の山田潤一郎容疑者(47)の身柄を確保しました。その後、母親の首を絞めて殺害した疑いで逮捕し送検しました。 捜査関係者によりますと凶器はネクタイとみられます。 山田容疑者は母親と2人暮らしで警察の調べに対し、「間違いありません」などと容疑を認めています。 なぜ、母親を手にかけたのか…。 捜査関係者によりますと、山田容疑者は病気の後遺症で体が不自由だったということで母親が山田容疑者の面倒をみていましたが、2人で相談し心中を図ろうとしたとみられるということです。 警察が、詳しいいきさつを調べています。