全国で覚醒剤などを密売していたとして、大阪を拠点とする組織のメンバーと、石川県内外の顧客などあわせて26人が逮捕されました。 覚醒剤の受け渡しには宅配便を利用していたということです。 覚醒剤取締法違反などの疑いで逮捕されたのは、大阪市のマッサージ師の男性(38)と、無職の男性(34)を中心とする密売組織のメンバー7人と石川県内外の顧客など合わせて26人です。 県警の合同捜査班によりますと、容疑者らは2023年2月から2024年10月までの間に、石川県白山市の50代の男性会社員を含めた顧客18人に覚醒剤などを販売した疑いが持たれています。 顧客は100人以上に上るとみられ、捜査の課程で判明しているだけでも2024年3月から10月までの間に、およそ1500万円を売り上げたとみられます。 ■容疑者は営利目的否認… 覚醒剤を入れていたのは「菓子箱」 密売人らは通信アプリで顧客と連絡を取り、覚醒剤を菓子箱などに入れ宅配便で発送していたということです。 調べに対し、大阪市のマッサージ師の男性(38)は「営利目的ではない」と容疑を一部否認しています。 警察は密売組織の背後に暴力団が関与している可能性もあるとみて、覚醒剤の入手経路など組織の全容解明を進めています。