福岡市早良区で、救助に駆け付けた救急隊員に暴行を加えたとして、47歳の無職の男が公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕されました。 男は、「救急車の人に暴力を振るっていません。体を押さえつけられたので、振りほどこうとしただけです」と容疑を否認しています。 21日午前1時半ごろ早良区干隈の路上で、通行人から「酒を飲んでいる男性が動けない」などと消防に通報がありました。 救急隊員が駆けつけ道路に座り込む男に事情を聞いたところ、男は「病院に送らなくていいから家へ送れ」と要求。 救急隊員が要求を断り警察に通報する旨を伝えたところ、男から体を突き飛ばされたり首を複数回、手で押すなどの暴行を加えられたため、公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕しました。 男はその後、駆けつけた警察官に身柄を引き渡されました 逮捕されたのは、早良区星の原団地に住む無職・熊本達也容疑者(47)です。 警察によりますと、熊本容疑者は自ら、通行人に救急車を呼ぶよう依頼していたということです。 取り調べに対し、熊本容疑者は、「救急車の人に暴力を振るっていません。体を押さえつけられたので、振りほどこうとしただけです」と容疑を否認しています。