少年2人に刃物で切り付けるなど集団で暴行を加え、けがを負わせたとして、警視庁少年事件課は凶器準備集合と傷害の疑いで、東京都葛飾区の男子中学生(16)ら、いずれも中国籍の7人を逮捕した。うち1人は「けんかの仲裁をしただけ」と容疑を否認、6人はおおむね認めているという。 逮捕容疑は、共謀して昨年11月17日午後、同区西新小岩の河川近くの高架下で、刃渡り約16センチの包丁など複数の刃物を準備して集まり、14歳と15歳の中国籍の少年2人に切り付け、頰や肘に全治1~2週間の切り傷などを負わせたとしている。 同課によると、逮捕された7人は当時15~17歳で、地元の友人グループ。被害者の2人とは、一部のメンバーが同じ日本語学校で知り合い、事件の前日にトラブルになっていたという。被害者らは「話し合いだと思っていったら、いきなり襲われた」などと話しているという。 目撃者が110番通報して発覚。防犯カメラや、目撃者が撮影していた映像などから7人を特定した。