熊本市内の路上で自転車に乗っていた10代の女性の太ももを車の中から引っ張るなどの暴行を加えたとして男が逮捕されました。 県内では1月下旬から同様の手口とみられる被害が数件、報告されていました。 暴行の疑いで逮捕されたのは益城町広崎の会社員山口迅容疑者(25)です。 警察によりますと山口容疑者は1月26日の午後7時半ごろ、熊本市の路上で自転車で帰宅中だった10代の女性に対し、路上の壁面に自身の運転する車を幅寄せして通行できないように足止めにし、車の窓から手を出し太ももをつかんでひっぱるなどの暴行を加えたということです。 山口容疑者は、犯行後そのまま車で立ち去っていて、女性にけがはありませんでした。 事件は女性の母親からの通報で発覚し、山口容疑者と女性に面識はありませんでした。県内では1月下旬から10代から20代の女性に対し同様の手口とみられる被害が数件報告されていて、警察が現場周辺の防犯カメラなどを調べていました。 山口容疑者は、行為は認めているものの、「妻だと思ってこのようなことをした」などと話し一部、容疑を否認しています。 警察は他にも被害がないか調べを進めています。