警視庁提供音声 「管轄の深川警察署の方にお電話転送することができまして、実際にそちらの方で○○の方にご相談をして、お住まいの事情だったりとか説明してもらって」 これは、警視庁が公開した沖縄県の男性に掛かってきた詐欺の電話です。オペレーターが「あなたの個人情報が漏れている」「被害届を出した方がよい」と告げた後、警視庁深川警察署の「マツイ」と名乗る男が登場します。 電話口では、警察官同士のやりとりのような音声が流れます。 マツイと名乗る男 「不正利用がないか確認願います」 警視庁本部の人間を名乗る男 「個人情報漏れの件、確認しました。警察官より、全ての口座を凍結し、逮捕状を出し本人を逮捕してくださいとのことです」 警視庁によりますと、詐欺グループはさらに「あなたの口座が犯罪に使われていて逮捕しないといけない」「調査のために金を移す必要がある」などと男性に言い、あわせて現金およそ3200万円をだまし取ったということです。 この詐欺グループは同様の詐欺電話で、2年4か月の間におよそ1億6000万円をだまし取ったいうことで、警視庁が注意を呼びかけています。