男性の死体遺棄容疑でリフォーム業者逮捕 殺害への関与も捜査 新潟

一人暮らしの男性の遺体を空き家の敷地内に遺棄したとして、新潟県警は25日、同県阿賀町のリフォーム業小山大輔容疑者(33)を死体遺棄の疑いで再逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。 小山容疑者は工事業者として男性宅に出入りして男性の資産状況を知ったとみられ、男性の口座から現金を不正に引き出した詐欺容疑で逮捕され、同罪で起訴されている。県警は男性が何者かに殺害されたとみて、小山容疑者の関与について慎重に捜査している。 発表などによると、小山容疑者は2024年10月26日、新潟市中央区上所1丁目の無職小杉英雄さん(当時78)の遺体を、同県聖籠町次第浜の空き家敷地内の地中に埋めて遺棄した疑いがある。県警は司法解剖の結果などから、小杉さんは同月中旬に首を圧迫されて窒息死したと断定。昨年12月17日に新潟署に95人態勢の捜査本部を設置し、殺人、死体遺棄事件として捜査していた。 小杉さんは自身が所有する3階建ての自宅で一人暮らしをしていた。姿が見えなくなったことから、昨年10月中旬に親族が行方不明者届を提出。その後の捜査で、小杉さん宅の改修工事を手がけた小山容疑者が知人と共謀して、小杉さん名義の銀行口座から現金約345万円を不正に引き出した疑いが浮上。県警は、小杉さんの遺体が聖籠町の空き家の敷地内に遺棄されたとみて、現場を捜索したところ、昨年12月16日に敷地内の土の中から遺体を発見した。(山崎靖)

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